ダビデの星型や金平糖絞りなど絞り形状に風変わりなモデルが多数あるロシア製レンズのなかでも、最も希少性が高く、知る人ぞ知るレンズがこのスクェア絞りのゼニタールME1。ZENIT-18の専用レンズとして設計されたもので、「E」は電子制御の意のようです。絞り羽根は2枚からなり、F3.5から最小絞りまで完全なスクェア(真四角)絞りを作ってくれるので、早朝や夕方などの逆光条件下で水滴・金属・イルミネーションなどを背景に入れると四角く光ったボケが現れます。
■外観・機構上のコンディション
コレクターさんがお持ちでしたので、使用感の比較的少ない個体です。ピントリングの回転はスムーズ、絞りにはクリックのあるタイプです。
■光学系のコンディション
前玉・後ろ玉ともに傷のない綺麗な個体です。中玉にカビやバルサム切れ、クモリ等の発生なく、クリアです。チリの侵入は経年相応。無限遠も正確に出ています。
■スペック/付属品
M42マウント、絞り表示::F1.7〜16、重量:283g、最短撮影距離:0.45m、フィルター径:52mm。シリアル: No.851164。付属品は前後キャップがつきます。
撮影データ/ボディ: Sony α9、絞り: f2.8(ソフトによる色味みやコントラストなどの後加工は行なっておりません)
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